皆様、こんにちは!
機能訓練指導員の前田です(^^)
前回は転倒によって起こりやすい腰椎椎体圧迫骨折のご紹介をしましたが、
今回は万が一転倒した方を発見した場合の対応のポイントをご紹介します。
道を歩いててみかけた… ご家族が自宅内で転んで… など
どのようなシチュエーションでも役立つ共通事項を覚えていただければと思います。
まずは 意識がしっかりしているか。を確認する。
救急車を呼ぶ際は必ずこの有無を伝えてください。
今後の対応に大きく関係あります。
また、意識がはっきりしていても興奮状態であったり、
パニックを起こす場合もあります。
落ち着くように穏やかに声掛けを行ってください。
動けない場合はできるだけ動かさないようにする。
(無理やり立ち上がらせようとすると怪我が悪化する場合があります。)
ぶつけた箇所や、どこが痛いかできるだけ細かく聞く。
頭は軽くでもぶつけていないか確認する。
(軽くぶつけた、しりもちを付いただけで骨折している場合もあります)
(その時は大丈夫でも時間差で起きる硬膜下血腫という危険があります)
<硬膜下血腫の恐ろしさについて>
https://square.umin.ac.jp/neuroinf/medical/305.html
吐き気やめまいがないか具合のチェックをする。
(できれば血圧を測定し、異常に上がっていないか確認する)
その他、冷却したり、足を高くあげたり…と
症状悪化の対策はありますが、ドクターの指示に従うのが一番なので
軽い転倒だからと甘く見ず、
できるだけ早めの病院受診や、
必要に応じて救急車の手配をしましょう!
迅速な対応により予後が大きく変わる場合も多いです。
皆様、是非参考にしてください(^o^)